好きなタイプ

 

ねーどんな人が好きなのよ〜言いなさいよ〜

な、なんだよ、お前には関係ないだろ

えー必死で隠すところがあやし〜

 

ということでね。好きなタイプは?なんてよくある質問だけれど、いざ聞かれたら困ってしまうものだ。そもそもこんな不躾な質問、大抵は不躾な輩がしてくるのでまじめに悩まなくてもいいようなものなのだが、不躾に不躾で返すのはあまりにも不躾。土壇場で困らないようあらかじめ答えを決めておいてしまうのがいい。なんなら中学校の「社会」の授業とかでグループワークをやればいいよ。

ちなみに以前こんな記事も書きました↓

君の顔が好きだって言え! - みささぎのブログ

 

好きなタイプってあんまり細かく言ってしまうと「好きな人」「そうでない人」がはっきり伝わってしまって、微妙な空気になることは疑いようがない。世の中の人間たちはそれを本能で理解しているので、なるべく多くの異性が当てはまるような当たり障りのないふわっとした事柄を言っているのだ、たぶん。優しいひと、話の合うひと、笑顔がかわいいひと、君みたいなひと。その波風の立たない安穏とした空気に一石を投じたい。

 

僕の好きなタイプは、脱出ゲームを自力でクリアできる人です。

25歳にもなって?

でも、本当にこれなんだよな。プレイの有りようは生き様であり人格の在り方に通ずる。ゲームを自力でクリアできる人は、他人を陥れないしゴミをポイ捨てしないし他人の夢を笑わないし誠意があって清廉潔白だ。そうに決まっている。

基本的にゲームというのはゲーム(開発者)と己(おのれ)との孤独な戦いなのだ。ちりばめられたヒントをもとに、最善を尽くし立ち向かう。まず説明書を読むというのが真っ当な人間の正しい所作であり、在り方なのだと思う。

そうするとつまり、苦手なタイプは反対に「説明書もゲーム内のヒントも読まないくせにいざとなったら攻略サイトに頼る人」ということになる。こうなったらもう何やらせてもダメ。鼻をかんだティッシュは捨てないわ目玉焼きは焦がすわ老人に席を譲らないわ、ろくな大人になりませんよ。頑張りましょう。

 

みなさんはどうですか。やっぱり、年収とかですか(それってちょっと恥ずかしくないですか?)。

好みが合う人、性格のいい人、なんて結構だけれど、人はこれからいくらでも変わっていく。勝手に好きになり、勝手に変化に戸惑って、勝手に裏切られた気持ちになる。そうならない一番のコツは、期待しすぎないことに尽きる。故に、常に認め続けること。減点方式ではなく、加点方式で付き合っていきましょう。

あなたの良いところを、また教えてください。