音楽のスゝメ
この記事の最後におすすめの曲を貼ってるので、それだけでも聴いていってください。
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私は音楽評論家とかいう人種が一番苦手だ。
彼らは音楽を勉強する一方で、その実(じつ)ちっとも音楽を聴いていない。どんな技術が使われどんな音楽が売れるのか知っていても、好きな音楽に傾ける耳を持っていない。
好き嫌いで聴いていいのだ、音楽は。いつか恋人に振られたり友達と喧嘩した時、寂しさに寄り添うのは良い音楽ではなく「好きな曲」だったはずだ。
昔はゴリゴリのロックンロールばかり聴いていた。
小学生の頃にブルーハーツなんかを知ってバンドにハマり、TSUTAYAでとりあえずロックのコーナーにあるCDを借りては聴き漁った。
あの頃はまだ古ぼけたラジカセで音楽を聴いていて、カセットテープもお店で売ったりしていた記憶がある。
中高生になると場所をブックオフに移し、100円の中古CDをジャケ買いしたり古い音楽雑誌を集めたりしていた。ギターも始めて、学校の音楽室に入り浸ってみんなの前で弾いたりもした。
でも音楽は演るより、聴くほうが好きだ。とりわけCDが好きだった。ライブへ行くのももちろん良いのだけど、人混みが嫌でいつも後ろのほうで眺める様になってしまう。その点レコーディングスタジオで何度も録り直して完璧な編集を重ねたCDという作品が好きだった、古いラジカセに入れるとキュルキュル音を立てて回るあの感じが、好きだったんだよ。
大袈裟だけど、生活にはいつも音楽があった。
流行なんて分からなくても住む場所が変わってもギターを弾かなくなっても、音楽はずっと流れている。ダンボールに詰められたCDを見ると、色んな記憶が蘇る。形として残るのはCDの良いところだ。
今ではYouTubeやiTunesの時代を経て、ストリーミングサービスなんかで手軽に音楽を聴くことが出来るようになった。すごい時代だ。CD一枚一枚を聴き込む、みたいな事はもう無いのだろうけど、世の中に溢れる名曲を発見して感動出来る時代。昔よりずっと身近になっているのだと思う。
私も今ではストリーミングサービスで音楽を聴く。家事中とか、寝る前とか、家にいる間は大体音楽を流すようにしている。Bluetoothのイヤホンだって買った。(有線のほうが好きだけど)
音楽に救われた、なんて経験はないけど、もしも音楽がなかったらきっと全然違う人生だったろうな。ふと頭に浮かぶ歌詞やメロディがどれだけ人生を豊かにしてくれたか。
もっと音楽を聴けばいい。気軽に流してみればいい。
人生かけてもこの世にある音楽を全部聴き尽くすなんて無理だ。だから少しでもたくさん知らない音楽を聴こう。好きな曲を、アーティストを見つけよう。今より少しだけ、豊かな人生にしていこう。
最後に最近よく聴いたりしている曲のURLを貼っておくのでよかったら聴くがよいよ！
カネコアヤノ - 光の方へ
彼女は、天才なんだよな。真に音楽を作る側の人間だと思う。彼女が唇を震わせれば歌になるし、肩を揺らせばそれがメロディになる。何聴いても良い曲。
Hump Back - 拝啓、少年よ
Hump Back - 「拝啓、少年よ」Music Video - YouTube
なんかメンタルをやると女性ボーカルしか聴けなくなるのだけど、その時にCD買ってあほほど聴いてた。ずっと聴いてた。歌い方が好き。
鈴木実貴子ズ - アホはくりかえす
鈴木実貴子ズ「アホはくりかえす」Music Video - YouTube
初めて聴いた時かなり衝撃的だった、これが音楽だって思っちゃったね。格好いい。
シャムキャッツ - 完熟宣言
シャムキャッツ - 完熟宣言 / Siamese Cats - Kanjuku Sengen (Official Video) - YouTube
なんで解散しちゃったんだ。
好きなバンドもいつか解散する。シャムキャッツ、きのこ帝国、andymoriに王舟、森は生きている、みんないなくなっちゃった。その度に生活から、世の中から色彩は奪われていく。好きなものはたくさん見つけたほうがいい。
音量を上げながら、生きていきたい。
